業界によって異なる転職難易度

転職する業界によっても転職の難易度というのは変わってきます。
転職支援業界に身を置いた経験からの主観ではありますが、大まかな業界ごとの難易度は以下の通り。 個々の企業によって難易度も上下するのあくまで参考程度にしてください。

  • ★★★★★ きわめて難しい。数百倍の倍率。実務経験7年以上。有資格 要実績
  • ★★★★☆ 高倍率。同業種での実務経験+高いスキルや実績が必要。
  • ★★★☆☆ 同業界あるいは同業種での実務経験が3年以上あれば内定の合格ライン。
  • ★★☆☆☆ 正社員での実務経験と意欲があれば内定しやすい。未経験でも可能性あり。
  • ★☆☆☆☆ 年齢制限も緩く、応募すれば高い確率で内定が出る。派遣、フリーターの経験のみでも可。
業界名 難易度 説明
飲食・小売り ★☆☆☆☆ 離職率も高く、慢性的に人材不足となっている業界。特に2014年は新聞やテレビで取り上げられるほど人材難。 未経験からでも月給30万以上の求人も多いが、労働環境が過酷な所も少なくないのでネット等で調べてみると良い。
福祉関連 ★☆☆☆☆ 業界全体として人材不足が目立つ。資格も比較的に取りやすく非常に転職しやすい。 職歴や実務経験は関係ないところが多い。体力さえあれば40代以上でも正社員での転職が可能。
医療系 ★★☆☆☆ 専門的な知識が必要となるもののMRは離職率も高いため、第二新卒の積極的な採用が目立つ。中途採用となると専門的知識がないと転職は厳しい。営業の実務経験があれば30代からでも挑戦できる企業も少なくない。
生命保険 ★★☆☆☆ 毎年一定の求人件数がある。その半分程度は外資系の求人。成果主義の会社が多く、離職率も高く人材の入れ替わりが早い。そのため第二新卒・異業界からの転職も比較的受け入れられやすい。要普通免許
教育 ★★☆☆☆ 主に学習塾の講師の募集が多い。学生に近い第二新卒の採用には積極的で、得意科目がある人は有利。 年齢の制限は他業種と比較すると緩い傾向にある。
建設 ★★☆☆☆ 今後のオリンピックに向けて、業界全体が活気づきはじめている。 零細工務店の現場レベルから上流のゼネコンまで規模は様々。現場での人材不足が懸念されている為、 職業訓練等でスキルや資格を取得することで就職への道が開ける。
不動産、住宅 ★★☆☆☆ 営業成果主義の業界。離職率も高め。大手会社も積極的に採用している。 新築戸建、新築マンションや中古物件の仲介、賃貸物件の仲介。未経験、異業種からの広く採用している。
広告 ★★★☆☆ 主に営業系とクリエイティブ系の職種に分かれる。前者への転職は比較的易であるが、後者は 人気が高いため、実務経験及び実績がないと難しい。
証券会社 ★★★☆☆ 求人件数は普通。第二新卒であれば異業種からの転職も可能で、営業職などの募集も行っている。全国転勤がある総合職ではなく特定の地域専属の正社員を募集するところも多い。
IT(Sler) ★★★☆☆ 求人件数は非常に多い。他業種とは異なり、習得スキルや経験したプロジェクト にもよるが実務経験が1年以上あれば、募集要件を満たしている求人案件も多い。
IT(Web) ★★★☆☆ WEBデザイナーやWEBディレクター、プログラマーは主に実務経験者が対象になる場合が多い。 未経験でもWEBスクールや職業訓練で制作スキルを習得後、転職は可能。
商社 ★★★☆☆~★★★★☆ 様々なビジネスをおこなうため、異業種や他業種からの転職を広く受け入れている。未経験で 高年収を期待できる稀有な業界と言える。(商社への転職
メーカー ★★★★☆ 離職率も低くないため、求人件数はそれほど多くない。専門性(人事・法務)などや、語学力を活かしたグローバルに活躍できる人材を求める傾向が強い。有名メーカーだと数百倍の倍率になることも多い。
銀行 ★★★★☆ 離職率が低く、求人件数が多くない。社内のシステム関連の仕事を担える人を募集する傾向はあるが、営業などの業務の募集は少ない。一般的な転職サイトでも掲載案件が少なく、転職エージェント経由の案件が多い傾向にある。(銀行への転職
大学職員 ★★★★☆ 知る人ぞ知る隠れた高年収の業界。内勤職としては非常に恵まれた環境が多い。
大学職員への転職
インフラ(通信・電気・ガス・水道・他エネルギー) ★★★★★ 半公的な組織でもある営業関係の会社は離職率も低く、第二新卒では積極的な採用はしていない。これらの業界への転職はなかなか難しい。