未経験応募可の罠

転職サイトの求人案件を調べてみると「未経験者歓迎」や「他業界からの転職も優遇します」というフレーズが目に付きます。 仕事によっては、習熟に時間がかからないものもありますから、経験のない人でも大丈夫なケースもあるのですが、一方で「この仕事は技術や知識が必要だろう?」と疑問に思うこともあります。その求人広告の裏側に潜む、企業の思惑を少しだけ紹介します。

未経験者歓迎という企業は、人が採用できなくて困っている?

そもそも未経験者を優遇したり歓迎したりする職種や業種の多くは、人材業界では「採用困難企業」と呼ばれているケースがほとんどです。仕事の環境や待遇が厳しくて、人気がない、勤務しても続かない、そもそも腰掛けだと考えているなど、理由は様々ですが、要は「募集しても応募が少ない」し「人材の流動性が激しい」という仕事なのです。

特に2014年は飲食チェーンにとって受難の年で、ネットの力?もあってか経営に大打撃を与えるほど人手が足りない状態になっています。従って、常時求人サイトに広告を出して、条件のハードルを大きく下げて門戸を大きく開いて、とにかくまずは「御社で働きたいです」という意思を持っている人を、確保しようとするのです。しかし、中にはまったくそうではない求人案件もあります。 企業の口コミサイトのキャリコネで実際に働いている社員の評判を調べてみたりするとよいでしょう。

 

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